トヨタ・コニック・プロ株式会社(以下、トヨタ・コニック・プロ)は、東京の臨海副都心エリアで歩行領域BEV(バッテリー電気自動車)を使った新しい観光サービス「OSAMPO(おさんぽ)」の実証実験を実施します。
実施期間は、9月27日(金)から10月6日(日)。この取り組みは、地元の観光やアートイベントと連携し、参加者に新しい移動体験を提供することを目指しているといいます。
歩行領域モビリティ「OSAMPO」の実証実験を開始
今回の実証実験は、アートイベント「ARTBAY TOKYO ART FESTIVAL 2024」と、ビーチバレーボール大会「ジャパンビーチバレーボールツアー2024 第7戦 グランドスラムお台場大会」に合わせて行われます。
「OSAMPO」では、トヨタの「C+walk」シリーズという歩行領域モビリティを使い、最高速度6km/hの移動手段を提供予定。
歩行領域モビリティとは、人の移動をサポートする免許不要の電動モビリティのこと。道交法上では「歩行者」として扱われるため、歩道の走行が可能です。
参加者は、この「C+walk」シリーズでお台場エリア内を移動しながら、アート作品や観光スポットを楽しむことができるそうです。
AIガイドやXRアートが提供する新しい観光体験
この実証実験では、歩行領域モビリティの利用だけでなく、AI音声ガイドやXR(拡張現実)アートが体験の一部として組み込まれる予定です。
XRアートは、現実世界にデジタルの映像や音声を重ねる技術で、今回の「Circulation Balls XR」という作品では、ARTBAY TOKYO会場において街中を巨大なボールが駆け巡るかのようなアート体験がアトラクションとして提供されるとのこと。
参加者は、「C+walk T」または「C+walk S」でエリア内をフリー走行しながら、アート鑑賞をする仕組みです。体験時間は約60分/1回、料金は500円(税込み)。参加するには、専用サイトから事前に予約が必要です。