ビジネスパーソンが行き交う東京・八重洲。東京駅八重洲中央口周辺で、「東京駅前八重洲一丁目東プロジェクト(八重洲プロジェクト)」と名付けられた大規模再開発が進んでいます。

その再開発プロジェクトの中核を担う東京建物株式会社は、「出社するに値する意義や魅力」として、ウェルビーイング(心身ともに満たされたよい状態)を達成することを掲げています。

同社と株式会社TeaRoom、secca inc.の3社は、お茶を通じてワーカーと企業のウェルビーイングを支援するという新たなサービス「オフィスで茶の間」を再開発であらたに建築するオフィスビルに導入することを発表しました。

東京建物株式会社|八重洲プロジェクト 国際都市東京に、最先端のウェルビーイングを

本格的な風味と香りのお茶をワンタッチで提供

「オフィスで茶の間」と名付けたサービスは、八重洲プロジェクトの一環として建設中のオフィスビル(地下4階、地上51階建て)に導入されます。

オフィステナント向けに、同ビルの13階にウェルビーイングフロア「Wab.(仮称/ワボ)」を設け、ワンタッチで高品質のお茶を購入できるドリップマシンを設置。

抽出レシピは、お茶の生産から販売までを手掛けるスタートアップ企業TeaRoomが開発した、急須で淹れたお茶と同等の風味と香りを楽しめる独自のものだそうです。

さらに、お茶専用のマイボトルを、ビル運営者が無償で提供し、八重洲プロジェクト全体で年間約1tの廃棄物削減を見込んでいるということです。

お茶を淹れる時間の共有で人々のつながりを創出

また、どんな場所でも手軽に急須で淹れた本格的なお茶を楽しむお茶キットを3社で共同開発したといい、主に入居企業を訪問する人へのおもてなしや、ワーカーの休憩時間の利用を想定して、そのほかのビル共用部で利用できるサービスを予定しているそうです。

お茶を淹れる時間を共有して日常の交流を増やすことで、人々のつながりを創出しようという試みです。