■カーテンのプロは「年2、3回の洗濯」を推奨
日本カーテン協会は、ドレープカーテン、レースカーテンなどインテリアファブリックスを企画生産するメーカーの団体。日々、カーテン品質向上のための調査研究を行っている、言わば「カーテンのスペシャリスト」である。
みなせさんの説明、およびカーテンの様子を確認した担当者は「黒い汚水の状況から、今回の要因は商品自体の問題でなく、取り扱いによる現象と思われます。相当長い期間(5年から10年?)、窓に掛けたまま洗濯がされず、主に外からの土ぼこり、花粉などの付着による汚れと推測します」と分析。
日本カーテン協会曰く、我々が一般的にカーテンを設置する場所は、カーテンの立場から見ると「かなり過酷」な環境であるらしい。
その詳細について、担当者は「特にレースのカーテンは24時間365日、広げられた状態で紫外線と汚れ付着の危険に晒されています」と強調しており、見た目では分からない汚れがカーテンに蓄積されていくのだ。
なお、室内外問わず主なカーテンの汚れとしては果汁、汗、コーヒー、雨水などの「水溶性」のほか、皮脂、ボールペン、たばこ、食用油などの「油性」、加えてほこり、土ぼこり、花粉、垢などが挙げられる。
カーテン洗濯の手順に関し、日本カーテン協会の担当者は「そうした環境にあるため、レースカーテンの大半は、家庭洗濯が簡単にできるウォッシャブル商品です。洗濯方法としては、脱水をし終えたら元のレールに吊るし、そのまま自然乾燥させるのが最適な方法です。その際、水滴で床が濡れないようご注意ください」と、説明してくれた。
洗濯を定期的に行うことで、見た目の美しさに加えて「衛生的な環境」をも作り出せるのだ。
これらを踏まえ、担当者は「洗濯をしないでおくと、レース本来の美しさが失われると同時に、カビや汚れの付着などにより、衛生面にも問題が起きます。さらに、繊維自体の劣化をも進める原因となります」と、注意を喚起する。
それでは、カーテンはどれほどの頻度で洗濯すべきなのだろうか。
担当者からは「カーテンは、服や肌着と同じ繊維で構成されています。汚れが目立たないうちに、定期的に家庭洗濯を行ってください。1年に2〜3回の洗濯をお勧めします。カーテンはお部屋のファッションツールであることを忘れないでください」とのアドバイスが得られた。
今回話題となったカーテンの汚れを「他人事」と感じた人の家のカーテンほど、とんでもない状態になっているかもしれない…?
OXICLEAN(オキシクリーン) オキシクリーン 1500g 酸素系漂白剤 つけ置き シミ抜き 界面活性剤不使用 無香料
アタックZERO アタック液体史上 最高の清潔力。無菌レベルの消臭力 詰め替え 2100g
【大容量】アタック抗菌EX 洗濯洗剤 液体 ぎゅうぎゅうつめこみ洗いでも強力洗浄 つめかえ用 2900g
※商品を購入すると、売上の一部が販売プラットフォームよりメディアジーンに還元されることがあります。掲載されている情報は執筆時点の情報、または自動で更新されています。