ただクラブ側の懸念材料として、新人選手の全体的な年俸引き上げにより、プロ2年目以降の選手も年俸の引き上げを求める可能性があるとのこと。吉田は「Jクラブは、経営が圧迫されて嫌だと。けど、そういうのをスタンダードとしてやって、選手の価値を上げようということなので」と語っていた。

 欧州サッカーにおける日本人選手の活躍が目立つがゆえに、若手選手の海外流出が問題視されているJリーグ。一部選手から「J1リーグのレベルが落ちている。良い選手が早めに海外へ行くのが、一番の理由だと思う」という意見も挙がったなか、Jリーグ幹部も契約制度の抜本的な改革に踏み切っている。