投入すると早速アタリが出たが、アワセと同時にサクッとラインブレイク。回収すると、まさかの高切れだ。どこ食ってんだよ、とぼやきながらリーダーを結び直して再投入するが、時合いは一瞬だったようだ。
タチウオは諦め、再びアジングタックルに持ち替えてボトムレンジを入念に探る。その甲斐あってか立て続けに2匹を追加できたが、その一方でタチウオが気になって仕方がない。どれも丸々とした食べ応えのある金アジだが、ギンギラギンもまた魅力なのだ。
今回は良型に狙いを絞る(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
最終釣果
ここからはアジを中心に狙いつつ、時折タックルを持ち替えて探ってみるが反応はなく、二兎を追うものは……ということわざが頭に浮かぶ。
最後にもう1匹、20cm級のアジを追加したところで午後10時に終了。今回の釣果は20cm級のアジ4匹と14~15cm級を2匹、そして70cmのタチウオが1匹。
当日の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
ボートゲームならいざ知らず、夏の四日市で岸から指3本のタチウオが釣れることは珍しい。幽霊魚の異名を持つ神出鬼没な魚とはいえ、このエリアで釣れるのは当たり年にしても晩秋の話だ。
陸っぱりでシイラが釣れたという話もあり、海の中が普段と違うことだけは間違いないだろう。
脂ノリノリのアジは刺身で(提供:週刊つりニュース中部版APC・浅井達志)
<週刊つりニュース中部版APC・浅井達志/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年9月13日号に掲載された記事を再編集したものになります。