■手入れする際は注意点も…
ステンレス製やプラスチック製の排水口を掃除する際は、たわしでガシガシこすったり、強めの洗剤に浸す人も多いだろう。銅製のものはどのように手入れすればいいのか。
担当者は、「ときどき、台所用中性洗剤とスポンジで十分に汚れを落としてください。水アカや塩分、酸などを含んだ汚れが付着したままですと、腐食発生の原因になります。銅は柔らかい材質ですので、金属たわしや磨き粉などは使用しないでください。表面を傷付け、緑青(※青緑色のサビ)発生の原因になります」とアドバイスする。
念のため記しておくと、「銅製だから掃除しなくていい」ということではない。担当者からは、「使用時にストレーナーに付着したゴミは長時間放置せず、取り除いてください。付着部分から腐食が発生し、商品を傷める原因になります」という回答も寄せられている。
また、鉄やアルミなど異種金属の製品と接触したまま放置したり、保管すると、腐食(もらいサビ)の原因になるそうなので、気を付けてほしい。
取り扱い時の注意点があるとはいえ、銅の排水口が衛生面で優れているのは紛れもない事実。キッチンの排水口のぬめりや臭いに悩んでいる人は、銅製に変えるのもありだ。