■ブリの刺身との相性バツグンな「ぬた」

多田水産の担当者によれば、Xに投稿した緑色のペーストは「ぬた」で間違いないという。ただ、記者がイメージする酢味噌和えの「ぬた」とは微妙に異なるようだ。

ブリの刺身に添えられた緑色の物体、ギョッとするが… 「倒れるくらい美味い」と称賛の声
(画像=『Sirabee』より引用)

担当者は、「高知の『ぬた』は生のニンニク葉をすり潰して、味噌・酢・砂糖等で味付けしたニンニク葉入りの酢味噌です」と説明する。ニンニクの葉によって、鮮やかな緑色になったのだろう。

ブリの刺身に添えられていたが、相性が気になるところ。こちらの疑問をぶつけたところ、担当者からは「脂の乗ったブリは味が濃厚なので、魚の味に負けないよう香りの強いニンニク葉入りのぬたを合わせます。香りは強いですが、酸味もあるので、意外と後味はさっぱりして、ブリの脂が口に残らず食べ飽きません」という回答が得られた。

辛口が主体の高知県の日本酒とも合うため、お酒好きな高知県民に好まれているそうだ。