強い勢力で関東地方に接近するおそれのある台風7号。予報進路が似ていることから、記録的な暴風で大きな被害をもたらした2019年の台風15号(令和元年房総半島台風)を思い出す人も多く見受けられます。
これからの備えの参考に、当時千葉県内の自宅が長期間停電するなどの被害を経験した方に話を聞きました。
■冷蔵庫も使えず、家族で「水風呂に…」
2019年9月の台風15号は、千葉で最大瞬間風速57.5m/sの観測史上1位となる記録的な暴風が吹き荒れ、千葉県を中心に最大64万戸余が停電。厳しい残暑のなか長期間停電に見舞われた地域もありました。
編集部の取材に応じた千葉県在住の女性は「あのとき、すごい暑かった日が続いてたんですよね。だから何よりもクーラーがつかない、冷蔵庫も使えず冷たいものが飲めない、氷も作れない…」と、とにかく暑さに苦しんだといいます。
涼をとるために「家族で順番に水風呂に浸かった」とも話していました。