試合数の増加や長距離移動に関する問題を巡っては、DF吉田麻也(ロサンゼルス・ギャラクシー)が2022年に「普通に考えて4年間で地球8周はあり得ない。いつ体が壊れてもおかしくない」と苦言。選手への負担増加を訴えたほか、同選手やレオナルド・ボヌッチなどセリエAクラブ所属選手の署名入り抗議書がFIFPROに提出されたことで反響を呼んでいた。

 日本代表招集による長距離移動は、2023年にもひとつの問題として話題に。MF久保建英(レアル・ソシエダ)が同年10月の国際親善試合カナダ戦を前に、所属クラブでの連戦やスペインから日本への移動に対して「正直きつい」と漏らしたほか、MF伊東純也(スタッド・ランス)は11月に所属クラブの会見で「日本からフランスへ帰って来た時は少しキツイですけど、ある程度慣れているので大丈夫です」と語っていた。