今年に入って、国内外の旅行や食事のお誘いが多く、気が付けば9月末になろうというのに、お酒を飲まずに禁酒できた日は現時点でわずか31日です。週に1回未満というペースです。
最近はお酒を飲まない人も増えているようですし、完全禁酒にしている人もいます。飲酒は一般に体に悪いとは言われていて、飲むより飲まない方が良いことはわかっています。
「良い飲酒、悪い飲酒」というタイトルを見て「飲酒に良いも悪いも無く、飲まないに越したことはない」と突っ込みたくなった人もいるはずです。
とは言え、美味しいお酒によって幸せを感じ、お酒無しでは経験できない楽しい時間を過ごせることも事実です。
私のお酒との付き合い方の結論。それは、良い飲酒と悪い飲酒を区別して、悪い飲酒を控えることが大切ということです。
良い飲酒とは、お酒自体を味わったり、お酒が好きな人たちと過ごすための飲む機会です。
例えば、お寿司や焼き鳥を食べる時にノンアルコールとお酒を飲むのでは、満足度が圧倒的に異なります。特にお寿司は元々はお茶うけだったようですが、今や日本酒との相性を楽しむものではないかとさえ思います。
お酒を飲むと食事の味がわからなくなるという意見もあります。でも、私はシャリの酢の配合とか、焼き鳥の産地の違いといった食事の蘊蓄にはあまり興味がありません。単に、美味しいか美味しくないかの主観が大切なのです。
また、熟成したワインにはそれ自体に魅力があり、単体で香りや味わいを時間をかけて味わう喜びがあります。こちらもワインオタクではありませんので、造り手やセパージュの蘊蓄を語る気はなく、単に好きか嫌いかだけですが・・・。
一方の悪い飲酒とは、単にアルコールに酔って酩酊するのが目的でお酒を飲む場合です。
夕方になって、いやお昼や朝からでも何となく飲み始める。味は関係なく、美味しくない安酒でも取り敢えず手持ち無沙汰で飲んでしまうようなお酒です。