昼はレース、夜は静かな星空に心躍らせて
グレード1サーキットのインサイドエリアに常設されるキャンプ場としては世界初となるアウトドア宿泊施設「RECAMP 富⼠スピードウェイ」が、グランドオープンを迎えた。
トヨタグループが推進する『富⼠モータースポーツフォレスト・プロジェクト』の新施設として開業するこのキャンプ場は、富⼠スピードウェイの代表的な高速コーナー「100R」の内側に位置し、国際サーキットの雰囲気を感じながら滞在を楽しむことができるという、サーキット一体型のキャンプ場だ。
開業に先立ち、富⼠モータースポーツフォレスト株式会社、富⼠スピードウェイ株式会社、株式会社R.projectの3社は、完成した新施設の全貌を公開した。以下、紹介していこう。
高速コーナー「100R」の内側にオープンするこのキャンプ場は、昼間はレーシングカーが眼前を高速で駆け抜ける「興奮体験」、夜には静かな星空に⼼落ち着かせる「静寂体験」、相反する2つの体験を一度に楽しむことができるという。
ユニークかつ多様な宿泊棟の数々
ユニークかつ多様な宿泊棟を備えている点も「RECAMP富⼠スピードウェイ」の大きな魅力のひとつだとのこと。自然を満喫できるオートキャンプサイトは勿論、キャンプに不慣れな人でも気軽に楽しめる充実した設備のトレーラーやガレージを備え、家族みんなで楽しめるキャンプ場であるとしている。
■オートキャンプサイト
木々に囲まれた区画サイト。木で区切られているためプライベート感があり、また全サイト電源付きなので、工夫次第で様々なキャンプスタイルに対応可能とのこと。
■ヴィンテージトレーラーコテージ
エアストリームのヴィンテージ車両(1970年製)をフルリノベーション、古き良き佇まいを残しつつ、充実した設備で快適な滞在が提供されるという。展望デッキからはサーキットが望め、天気の良い⽇には富⼠山ビューも楽しめるとのこと。
■トレーラーヴィラ
“まるでホテルのような”設えのトレーラーヴィラ。冷暖房、トイレ、シャワー、冷蔵庫、Wベッド完備、さらにデッキスペースにはハンモック、BBQガスグリル、キッチン、そして焚き火台が備わっている。
■キャンピングガレージハウス
車好きのガレージを疑似体験できるというコンセプトサイト。ガレージ内には就寝スペースがあり、冷暖房、BBQガスグリル、キッチン、冷蔵庫も完備。外には焚き火ができる駐車スペース。
■トレーラーコテージ
ロフトスペース付・冷暖房完備のトレーラーコテージ。展望デッキからはサーキットを一望でき、デッキ下は車を停めることもできるので、雨や夜露で車を濡らしたくない方に最適とのこと。キャンプギアをお持ちでない場合も気軽に宿泊できるという。
■ルーフデッキ付き ドッグ・オートキャンプサイト
ノーリードで愛犬とともにキャンプが楽しめるという、特別なオートキャンプサイト。椅子・テーブル・キッチン(温水対応)完備のルーフデッキ仕様なので、好きなテントと愛犬と一緒に気軽にキャンプを楽しめるとしている。
サーキットへの没入感を高める演出
RECAMP富⼠スピードウェイではこのほかにも、参加型の仕掛けが用意されている。
■路面アート
キャンプ場の⼊り口には路面アート――モータースポーツやキャンプ、この場所に込めた想いに関連したワードやイラストが路面いっぱいに描かれている。これは完成形ではなく、利用者もこのアートづくりに参加し、「一緒にこのキャンプ場を育てていきたい」とのことだ。
【施設概要】
名称:RECAMP 富⼠スピードウェイ (RECAMP FUJI SPEEDWAY)
所在地:静岡県駿東郡小山町中⽇向694(富⼠スピードウェイ 敷地内)
開業:2024年9 月20 ⽇(金)
敷地面積:約20,000 ㎡
宿泊施設サイト数:36サイト(全サイト駐車スペース付き)
その他:管理棟、焚火台、シャワー棟、炊事棟
文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB
【関連記事】
・【比較試乗】「フォルクスワーゲン TロックTDI Style Design Package vs TDI Sport vs TDI R-Line」アナタならどのT-ROCを選ぶ?
・「キャデラック XT4」ジャーマンスリーをロックオン! プレミアムコンパクトSUVの大本命!【試乗記】
・【インタビュー】このプロジェクトを通して日本のモータースポーツをもっと元気にしたい!「ARTAプロジェクトプロデューサー・鈴木 亜久里」
・【国内試乗】「ホンダ N-ONE」見た目は変わらずも中身は大幅に進化
・【国内試乗】「レクサス・ニューLS」徹底的な作りこみを施した常にイノベーションを追求するフラッグシップ