Xで災害情報を発信・拡散したことがある人の半数以上が「ファクトチェック」を知らない
偽の情報を発信したり拡散したりしないためには、行動に移す前に「ファクトチェック」などを行い、情報に間違いがないかどうか確かめる必要がありま。そこで、Xで災害情報を発信または拡散した経験がある人の中に「ファクトチェック」を知っている人がどのくらいいるのかも調査しています。
Xで災害情報を発信・拡散した経験とファクトチェックの理解の関係性を見てみると、「発信・拡散をしたことがある」と回答した人のファクトチェックの理解度は、「聞いたこともあり、内容も理解している」「聞いたことがあり、意味もなんとなくわかる」を合わせた47%で、半数に満たない結果になりました。
全体では「ファクトチェック」の理解度は37%とさらに低かったため、発信・拡散前にチェックをしていない人は多そうです。
真偽を見分ける自信がある人の35%が「ファクトチェック」を理解していない
続けて、「災害情報の真偽を見分ける自信」と「ファクトチェックの理解」の関係について見てみると、真偽を見分ける自信がある人の35%が、ファクトチェックを「理解していない」または「聞いたことはない」と回答していることがわかりました。この結果を見ると、何をもって「情報の真偽を見分ける自信がある」と回答しているのか不安に思えてきます。
即時性のある情報を得やすいため、災害時に利用する人が増えているSNSですが、もととなる情報はいつ、どこから発信されたものなのかしっかりと確認する必要があります。そうしなければ、偽情報に踊らされ、かえって危険な状況に陥ったり、意図せずして自身も偽情報の拡散に一役買ってしまったりすることもあるかもしれません。SNS上の情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、発信元の確認(ファクトチェック)などを行い、偽情報を拡散しないよう努めていきたいですね。
出典元:【モバイル社会研究所】
※サムネイル画像(Image:BongkarnGraphic / Shutterstock.com)
文・若林勇希/提供元・オトナライフ
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