転職活動には時間と労力のみならず、費用もかかります。

Webメディア「スキルアップ研究所」(運営・株式会社ベンド)が、転職活動にかかった費用に関するアンケート調査を実施。その実態を明らかにしました。

株式会社ベンドは、株式会社学研ホールディングスのグループ企業です。

3割以上が「10,000円以下」

転職経験者に転職にかかった総費用をたずねたところ、「5,000円~10,000円」が18.8%で最多。50,000円以下という回答が全体の約8割にのぼっています。

一方、100,000円以上と回答した人も10.2%おり、転職活動の際の出費には個人差があることが分かりました。

離職期間の有無が出費に影響

また総費用について、離職期間がなかった回答者は24.9%が、離職期間があった回答者は13.9%が5,000円未満と回答。

さらに30,000円以上かかった人も、離職期間がなかった回答者が26.9%、離職期間があった回答者が35.1%と差が開きました。

離職期間があった回答者の方が転職にかかる総費用が多くなることが分かる調査結果から、スキルアップ研究所は「離職期間が長期化すると多大な費用負担が発生している」と分析。

その上で「離職期間の長期化を防ぐ施策や、転職時の費用負担を軽減するサポート体制の整備が求められる」と指摘しています。

調査概要

調査名:転職活動にかかった費用に関する実態調査

対象者:転職を経験している人

対象地域:全国

調査方法:アンケート調査

調査期間:7月1日~7月7日

回答数:324人

調査主体:スキルアップ研究所

<参照>

スキルアップ研究所、「転職活動にかかった費用に関する実態調査」の結果を発表