■「成分」を確認しないと恐ろしい事態に…
今回の取材に際し、アース製薬担当者からは「中性や弱アルカリ性の一般的な入浴剤であれば問題ありません」との回答が。一方で、担当者は「しかし、パッケージの使用上の注意を必ず確認してから使用してください」と、注意を喚起している。
曰く、「イオウ(硫黄)の成分が入った入浴剤、一部のバスソルトなどは、浴室関連製品の腐食や変質劣化の原因となります。これらの入浴剤を入れたお湯を沸かすと、お風呂の配管や風呂釜を傷める可能性があるため、沸かし直しは避けたほうが良さそうです」とのこと。
イオウ成分の入っていない入浴剤は、パッケージにわざわざ「本品には浴槽・風呂釜を傷めるイオウは入っておりません」といった記載を入れており、その影響力が窺えるだろう。
アース製薬の担当者は「それ(イオウ)以外に注意が必要な製品もありますので、それぞれのパッケージの使用上の注意を必ず確認をしてから使用してください」「また濁り湯タイプは、全自動給湯器や 24 時間風呂ではフィルターが詰まる可能性がありますので、必ず浴槽や給湯器の『取扱説明書』も確認してから使用してください」とも補足している。