総合人事・人財サービスを展開するアデコ株式会社は、20~50代男女2,050人を対象に、働き方や仕事に対する考え方の比較調査を実施しました。

本調査では、調査実施時点で45~59歳の回答者500人を「X世代」、29~44歳にあたる800人を「Y世代」、750人の20~28歳回答者を「Z世代」と定義して3つに分類。なお、10代の回答者は含まれていません。

デジタルネイティブなZ世代の働き方は?

まず、勤務先からPCやスマホを貸与されているかを単一回答で質問。全体の29.8%が「PCとスマホどちらも貸与されている」と答えました。

また、36.0%が「PCのみ貸与されている」、3.9%が「スマホのみ貸与されている」と回答した一方、PCとスマホどちらも貸与されていないと答えた回答者は30.4%でした。

勤務先からPCとスマホの両方、もしくはスマホのみを貸与されていると回答した全国のX世代(263人)、Y世代(275人)、Z世代(151人)に対し、貸与されたスマホのみを使って業務用資料を作ることがあるかを尋ねると、Z世代では37.7%が「ある」と回答しました。

その回答割合は、Y世代で32.0%、X世代で21.7%と、世代が上がるにつれ下がります。

スマホのみで業務用資料を作る頻度はどのくらいなのでしょうか。単一回答で聞きました。

こちらもZ世代の割合が最も高く、「PCとスマホの両方、もしくはスマホのみを貸与されている」と回答した人のうち16.6%が「ほぼ毎日」と回答しました。

同様に「ほぼ毎日」と回答したX世代は12.2%、Y世代は11.6%となっています。

柔軟な働き方を求めるZ世代が多数

また、仕事とプライベートのどちらを優先するか、副業・兼業をしたいか、リモートワークとオフィスへの出社どちらが良いかをそれぞれ単一回答で質問しました。

結果、Z世代は、X世代・Y世代と比べて、「プライベートよりも仕事を優先したい」、「1つの仕事に専念するよりも副業・兼業をしたい」、「出社するよりもリモートワークで働きたい」と考えている働き手が多いことが判明。