IT関連のサービスを提供するワークスアイディ株式会社は、「生成AIのビジネス活用」に関する調査結果を発表しました。
ビジネスシーンにおいて、生成AIはどのように活用されているのでしょうか。また、導入するにあたって、どのような障壁が現れるのでしょうか。
7割が生成AIを活用している
この調査は、同社が主催するウェビナー参加者223人を対象に行われています。
ビジネスにおける生成AIの活用状況についてたずねると、「積極的に生成AIを活用している」「一部の人のみが活用している」「試験的に活用している」を合わせて74%が「活用している」という結果になりました。
「積極的に活用している」という回答は全体のわずか12%ですが、徐々にビジネスシーンでも導入されているようです。
生成AIをビジネスで活用するにあたり、何が障壁となるのでしょうか。
複数回答式で質問し、最も多かった回答は「結果の正確性が担保できない」で、続いて「具体的な活用法が思い浮かばない」でした。
生成AIは完全に正確とは限らないため、最終的には人間による確認が必要です。「社内利用体制の構築が困難」「操作人員の育成が困難」など生成AIを導入するだけでなく、あらたな体制づくりが求められていることが示唆される回答も並んでいます。
どんな業務で活用する?
「具体的な活用法が思い浮かばない」という声が多かった一方で、どのような場面・業務で導入するべきと考えられているのでしょうか。
複数回答式で「生かしたい業務」をたずねると最も多かった回答は「マーケティング・広報」、続いて「IT部門」「営業・接客」という結果です。
顧客やマーケットなど、さまざまなデータを分析・活用する領域で、AIの活躍を期待していることがうかがえます。
調査概要
調査テーマ:ビジネスにおける生成AI活用の現状と課題に対する意識調査
調査期間:6月18日(火)~7月29日(月)
調査対象:ワークスアイディ主催のウェビナー申込者
調査方法:インターネットによるアンケート調査
調査主体:ワークスアイディ株式会社
有効回答数:223人
<参照>
生成AI活用が企業全体の12%にとどまり、”具体的な活用法”や”結果の正確性”など導入における障壁を解明【ワークスアイディ調査結果】