京セラコミュニケーションシステム株式会社とヤマト運輸株式会社(以下、ヤマト運輸)とPackcity Japan株式会社は、「移動型宅配サービス」の実証実験を9月11日(水)から開始しました。
実証実験が行われる地域は、北海道石狩市緑苑台東地区の一部エリア。3社は、地域特性に適した無人自動配送ロボットの社会実装に向けて、新たな配送サービスの実現を目指すといいます。
PUDOステーションとは?
PUDOは、駅・スーパー・コンビニエンスストア・ドラッグストア・駐車場などの施設に宅配便ロッカーを設置。利用客は24時間都合のいいタイミングで荷物を受け取ったり、送ったりすることができるというオープン型の宅配便ロッカーを指します。
ヤマト運輸|宅配便ロッカー PUDOステーション
「移動型宅配サービス」の仕組み
この実証実験では、車道を走ることができる中速・中型無人自動配送ロボットに、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」を搭載。
ロボットが配送する荷物はヤマト従業員が積み込むといい、走行中は遠隔で監視者がモニタリングし、状況に応じて遠隔操縦するそうです。
荷受する場合には、お届け通知から受け取り場所を選ぶさいに「宅配便ロッカー ヤマト運輸緑苑台実証実験用」を選択。ロボットが自宅付近の宅配スポットに接近すると通知が届き、パスワードを入れるだけの簡単な操作で、荷物の発送・受け取りができるとのことです。
ラストワンマイル配送の課題解決を目指す
物流問題のなかでも、利用客へ商品を届ける「ラストワンマイル配送」においては、多頻度小口配送やドライバー不足などの課題があるといいます。
これらの解決策として、「中速・中型」自動配送ロボットを活用した配送サービスの社会的な普及は、積載量や配達効率の向上が期待されているとのこと。