ウォン・ドゥジェ 写真:Getty Images

 かつてアビスパ福岡に在籍していたDFウォン・ドゥジェが、9月23日に韓国1部・蔚山HDからUAE1部ホール・ファカン・クラブへ完全移籍。新天地でも元Jリーガーとチームメイトになっている。

 現在27歳の同選手は、2017年6月に福岡へ移籍。2017シーズンにDF冨安健洋(現アーセナル)とともに守備陣を支えるなど、およそ2年半の在籍期間でJ2リーグ通算68試合に出場し2ゴールを挙げた後、蔚山現代(現蔚山HD)に加入していた。

 蔚山でも主力選手として活躍してウォン・ドゥジェだが兵役により2023年1月から1年半にわたり韓国国軍傘下の金泉尚武でプレー。2024年7月に兵役期間を終えて蔚山に復帰すると、復帰後は国内リーグ戦で6試合中4試合にスタメン出場していたが、9月18日開催のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)の川崎フロンターレ戦で突如ベンチ外となっていた。

 韓国紙『スポーツ朝鮮』は川崎戦キックオフ直前、韓国サッカー関係者から入手した情報として「ウォン・ドゥジェはUAE移籍にむけての最終手続きを完了した。20日までに出国する予定」と報道。すると蔚山は23日に同選手のホール・ファカン移籍を公式発表している。

 ホール・ファカンはFWペドロ・ジュニオール(元ヴィッセル神戸、鹿島アントラーズなど)やFWハモン・ロペス(元柏レイソル、ヴィッセル神戸)の古巣。かつてガンバ大阪でプレーしていた韓国代表DFクォン・ギョンウォンを擁するなか、2024/25シーズンのUAE1部リーグで開幕から連敗スタートとなっている。