中国サッカー史上最高額の外国人選手であるブラジル人のMFオスカル(上海海港足球倶楽部)が、中国スーパーリーグ(CSL)での約8年間の在籍を経て、母国での新たな挑戦を求めていると伝えられている。11月に終了するCSLシーズン終了後に次の移籍先を決めるつもりだと、ブラジルの新聞『Folha de S Paulo』で語った。
そのなか、オスカルは中国人選手について「良いプレーをする若手選手をほとんど見たことがない」と語り、また、ここ数年の中国代表チームのパフォーマンスに失望していることも示した。
「私がここにいる間、ずば抜けて良いプレーをする若手選手をほとんど見たことがない。中国には非常に優れた選手もいるが、彼らはほとんどがもう若くない。我々のチームの7番、FWウー・レイ(上海海港足球倶楽部)はCSLのトッププレーヤーだ。しかし、代表チームの状況となると、人々は彼にすべてを期待する。彼の役割はゴールを決めることだが、うまくいっていない」
「選手たちはそれぞれのクラブで良いパフォーマンスを見せているのに、代表チームとなると、彼らはまるで力を発揮できないようだ」
上海との5年契約が今年いっぱいで満了となるオスカルには、現在、ブラジル、ヨーロッパ、カタールなどのクラブが獲得に興味を示しているとのこと。2400万ユーロ(約38億891万円)という高額年俸を捨てて、新たなチャレンジを模索するオスカルの今後の動向に注目が集まっている。