現地時間9月22日に行われたオランダ1部エールディビジ第6節のフェイエノールトとブレダの試合(2-0)で、フェイエノールトFWサンティアゴ・ヒメネスが負傷したため、29分から日本代表FW上田綺世が急遽途中出場。その5分後、左サイドのDFハイス・スマルが上げたクロスに渾身のヘディングシュートを放ち、上田は今シーズン初ゴールを決めた。
上田はこのゴールにより一定の評価は得たものの、現地メディアでは同クラブに今2024/25シーズンから加入した韓国代表MFファン・インボムがより高い評価を受けている。オランダ最大メディア『De Telegraaf』は、以下のように伝えた。
「ヒメネスの代わりに上田が投入され、期待に応える形でゴールを決めた。この試合での彼のパフォーマンスは、フェイエノールトでの最近の印象を一新した。上田は代表では得点を量産し、昨2023/24シーズンではエールディヴィジの終盤戦で重要なゴールを決めていた」
「今回の試合で最も目立った選手は上田ではなく、韓国代表のMFファン・インボムだ。彼は現地時間9月19日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のバイエル・レバークーゼン戦(0-4)でも見せたように、落ち着きと賢さを発揮し、遠距離からのシュートや鋭いプレーでチームに貢献した」
なお、この試合を放映したオランダ『ESPN』の解説者で、元フェイエノールトの選手でありアシスタントコーチも務めていたマリオ・ベーン氏は、上田のゴールに賞賛のコメントをしている。
「上田のゴールは素晴らしく、彼にとっては大きな解放感をもたらすものだ。日本代表では多く得点をしている彼にとって、このゴールが自信となり、さらなるゴールにつながることを願っている。9月19日のCLで彼のゴールはオフサイドで取り消されたが、今回は非常に重要なゴールだ」