イングランド3部バーミンガム・シティからブンデスリーガ(ドイツ1部)VfLボーフムへ完全移籍したMF三好康児。FW町野修斗(ホルシュタイン・キール)との日本人対決こそ実現しなかったものの、ビッグクラブからリストアップされるためのチャンスが訪れるかもしれない。
現在27歳も同選手は、川崎フロンターレ、北海道コンサドーレ札幌、横浜F・マリノスを経て、2019年8月に欧州挑戦。ベルギー1部ロイヤル・アントワープやバーミンガムで結果を残すと、2024年夏の移籍ウィンドウ最終日にイングランド3部からドイツ1部へのステップアップを果たしている。
9月14日開催のブンデスリーガ第3節SCフライブルク戦でロングシュートを放つなど、新天地ボーフムでも存在感を発揮している三好。18日のトレーニングで太ももに問題を抱えると、21日のホルシュタイン・キール戦ではメンバー外となっていたが、ドイツメディア『WAZ』は23日に「彼は火曜日(24日)のトレーニングで復帰する。週末のボルシア・ドルトムント戦にむけてのオプションとなる」とリポート。ビッグクラブとの直接対決でプレーするとなれば、ドルトムント幹部であるスヴェン・ミスリンタット氏から注目される可能性も考えられる。
ミスリンタット氏はかつてMF香川真司(現セレッソ大阪)のドルトムント移籍を手掛けたほか、VfBシュツットガルト幹部時代にはMF遠藤航(現リバプール)やDF伊藤洋輝(現バイエルン・ミュンヘン)の獲得に成功。オランダ1部アヤックスの幹部として、2023年夏に伊藤の獲得を試みるなど、以前から日本人選手への評価が高いサッカー関係者として知られている。
そのミスリンタット氏は、2024年5月にドルトムントへ復帰しているが、ドイツメディア『RUHR24』は同年7月に「ミスリンタットがスタッド・ランス所属の日本代表FW中村敬斗を評価」とリポート。VfBシュツットガルト幹部時代に同選手の獲得に失敗したことも報じられている。