林官房長官が記者会見にて、北海道・礼文島北方を3度にわたり侵犯侵犯したロシア軍機に対して、航空自衛隊の戦闘機「フレア警告」を実施したことを発表しました。自衛隊が警告措置としてフレアを使用したのは初めてのことです。

会見する林芳正官房長官 首相官邸HPより

通常、フレアは機体に向かってくるミサイル等を防ぐために使用されるものです。

そのため、「フレア警告」のニュースを受け、自衛隊機が撃墜されたと思った人がいるのかもしれません。

航空自衛隊のプロトコルとして、言葉による警告が無視された場合、威嚇射撃等の実力を伴った警告が行われます。しかし、実際問題として、威嚇射撃は戦闘機同士の戦闘につながる恐れが高いため、「フレア警告」が選択されたと推測します。

今回のロシア機との接触のような難しい場面で隊員がどのような手段を取ってよいのか、又は慎むべきなのかについての再考が必要です。