“大統領選挙のノストラダムス”がトランプ対ハリスについて踏み込んだ言及を行っている。トランプとハリス、どちらが選挙戦に勝利するのか――。
■カマラ・ハリスの勝利を予測
アメリカン大学の歴史学教授、アラン・リヒトマン氏は“大統領選挙のノストラダムス”と呼ばれ、その予測モデルは90%の的中率を誇っている。彼はレーガン大統領の1984年の再選以来、9回の大統領選挙の勝者を正確に予測してきたのだ。
リヒトマン氏の予測モデルには彼が「鍵」と呼んでいる13の要素があり、選挙日まで100日を切った今、同氏はカマラ・ハリスvsドナルド・トランプの選挙戦についてジャッジを下している。
リヒトマン氏の予測はズバリ、現副大統領のカマラ・ハリスだ。
「民主党全国大会後の8月に公式予想を発表する予定です」とリヒトマン氏は自身のXに書き込んでいる。
リヒトマン氏の方法によると、ハリスが有利なのは、ジョー・バイデンが選挙戦から撤退した後、予備選で対抗馬と対決しなかったことなどである。ハリス氏は今のところ内部からもそれほど批判を受けておらず、現在のアメリカ経済は短期的にも長期的にも比較的好調である。
リヒトマン氏はバイデンをハリスに代えたことで、ホワイトハウスはそれほど大きな政策変更をしていないと主張し、副大統領は大きなスキャンダルに直面していない一方で、トランプは2017年から2023年の間に4件の刑事告発に直面していることを指摘する。
しかし民主党にとって最大のウィークポイントはバイデンの「現職の優位性」を失ったことであり、この点でまだ最終予測には至っていないということだ。最終的な予測は8月19日の民主党大会が終わった直後に行うとのことである。
リヒトマン氏は1984年以来の10回の大統領選の内、9回を正確に予測し、外した1回は2000年のアル・ゴアの勝利予測だ。つまり的中率90%ということになる。
最終的な予測は8月19日以降ということになるが、リヒトマン氏の口調からはその予測はカマラ・ハリスでまず間違いないのではないだろうか。
そもそもリヒトマン氏は今回のバイデンの選挙戦からの撤退に強く反対していた経緯もある。ともあれ8月19日以降にどのような最終予測が当人の口から語られるのか気に留めておいてよいのだろう。
参考:「Daily Star」ほか
文=仲田しんじ
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提供元・TOCANA
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