ジャスティン・トルドーが、家族がウクライナからカナダにやってきたユダヤ人女性であるメリッサ・ランツマン保守党議員を、鉤十字を振り回す人々と一緒にいると非難したことを覚えているだろうか?そして今、彼の政府はナチスの部隊で戦った人物を下院に招いた。彼はロシアに勝利を与えた。

思い出してほしい。 トルドーは、一人の人物(おそらく仕込み)がナチの旗を振ったという理由で、他人をナチだと非難した。

そして今、彼は本物のナチを議会に招き入れた。

元ナチス隊員がカナダ議会で賞賛されたことにユダヤ系人権団体は怒り心頭です。カナダ議会に居た元兵士が所属した部隊はホロコーストに関わっていたそうです。

ナチスの犯罪部隊の退役軍人を国会がこのような形で称えるなど、言語道断にもほどがある。カナダの兵士たちは、ナチスの蛮行から世界を解放するために戦い、死んでいった。

第二次大戦中、ウクライナ人の中にはソ連の圧政から抜け出して独立を勝ち取るために、ナチスドイツと協力した人々がいました。

そのなごりもあってか、ウクライナ軍の紋章などにはナチスの影響が見られます。

ウクライナの最前線におけるナチスのシンボルは、機微に触れる歴史の問題を浮き彫りにする。 兵士がナチスの紋章をあしらったワッペンを使用することは、ロシアのプロパガンダを助長し、西側諸国が半世紀かけて排除しようとしてきたイメージを広める危険性がある。

欧米だけではなく、アジアや中東のメディアもこのニュースを取り上げていますが、日本では外国メディアの日本語媒体ぐらいしか報道していません。

今は熱烈にウクライナへの支援を主張している米国シンクタンクも、数年前までは同国の極右主義に警鐘を鳴らしていました。

NATOでさえ、ウクライナはナチスと問題を抱えていると考えている。

ウクライナは極右の暴力という深刻な問題を抱えている(そして、RTはこの見出しを書かなかった)」 – 大西洋評議会

ナチスドイツや反ユダヤ主義にシンパシーを感じる勢力はウクライナ国内に一定数存在します。しかし、極右組織への対処はウクライナの国内問題であり、ロシアが「非ナチ化」を掲げてウクライナを侵攻する理由にはなりません。

ゼレンスキー大統領とトルドー首相 同大統領SNSより

提供元・アゴラ 言論プラットフォーム

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