世界自然遺産の離島・屋久島の魅力を世界に発信する。

キルティ社の出版レーベル「キルティブックス」が2019年に創刊した「サウンターマガジン」。日本語と英語のバイリンガル仕様で毎年9月に発行される同誌から、待望の第6号が9月23日(土)に刊行された。

「サウンターマガジン」第6号は1冊まるごと屋久島特集!

今年は、屋久島が世界自然遺産に登録されてから30周年を迎えた特別な年。この節目を記念し、「サウンターマガジン」では初めての1冊まるごと屋久島特集を組んだ。

表紙に登場するの俳優の井浦新さん。誌面でも、井浦さんが黒味岳トレッキングを体験する様子や、井浦さん自身が撮り下ろした写真集ページ「山岳の島の春」が掲載されている。

また、ディジュリドゥアーティストのGOMAさんがライブ・ヨガ・ハイキングなどで屋久島を楽しむ様子や、島在住画家の高田裕子さんとの対談も紹介。「OKAMOTO’S」のハマ・オカモトさん、小説家の大木亜希子さんらが送るエッセイも必見だ。

コンテンツは著名人に関するものだけにとどまらない。今号では、海に囲まれた屋久島の特異な自然環境にも着目。縄文杉や苔むす森がよく知られるがゆえに、あまりスポットライトを浴びることのない屋久島の海。今、屋久島の海はどのようになっているのか、その実情に迫る。

この他、屋久島で盛り上がりを見せるボルダリングやスケートボードといったスポーツ、木工や加工を生業にする職人たちの暮らしなど、島の多彩な魅力を詳細に紹介。さらに、自然保護の課題や、屋久島の歴史民俗考証を研究する人物によるエッセイも掲載している。ラストには、屋久島土産を購入できるショップ紹介コンテンツも。まさに屋久島の魅力をと込めたかのような1冊に仕上がった。

CD付きの限定版も要チェック!

さらに、今号では「島のサウンドスケープ 井上薫」という記事も掲載。Chari Chari名義での活動で知られるDJ井上薫さんが屋久島でフィールドレコーディングを行い、オリジナルアルバムを制作した。

「サウンターマガジン」第6号には通常版と限定版の2種類があり、限定版にはそのCDが付属している。

多彩なコンテンツが詰まった「サウンターマガジン」第6号の魅力を堪能してほしい。

「サウンターマガジン」第6号
価格:限定版(CD付)3,520円、通常版 2,640円(共に税込)
仕様:A4変形(天地282mm×左右210mm)/116P/並製本/無線綴じ/表紙UV厚盛

(IKKI)