「うどんの切れ端」からできるクラフトビールの味とは。
稲庭うどん小川と羽後麦酒では、7月26日(水)に「INANIWA HAPPOUSHU – 稲庭発泡酒」を発売した。この初回生産分300本がわずか2週間で完売するなど大きな反響を呼んだことから、晴れて同商品の追加生産が決定。10月20日(月)に600本限定で、羽後麦酒のオンラインショップや秋田県の一部店舗にて再販する。
稲庭うどんの端材を使ったクラフトビール
「INANIWA HAPPOUSHU」は、稲庭うどんの製造工程で発生する約3cmのうどんの切れ端を副原料として使用してつくられたクラフトビール。
ビールとしては珍しいほのかな塩味が特徴で、稲川うどんらしい風味を楽しめる品だ。
なお、稲庭うどんを使用したクラフトビールは、日本でも初*の商品となるそう。初回生産時は日経新聞・朝日新聞やNHKなど多くのメディアが同商品を取り上げ、秋田県内だけでなく全国の人々が注目。その結果、発売後瞬く間に完売するに至った。
「TENOBE INOVATION」プロジェクトの一環として誕生
稲庭うどん小川は2021年から「TENOBE INOVATION」プロジェクトと称し、稲庭うどんの魅力を世界に向けて発信している。
プロジェクトの中で、同社は39年ぶりのパッケージデザインリニューアル、添加物不使用の稲庭うどん専用めんつゆの開発、海外の展示会への参加などを実施。
「INANIWA HAPPOUSHU」はそれに続く取り組みとして走り出した企画だ。
稲庭うどんの切れ端はこれまで、効果的な活用策を見出せず廃棄されることが多かった。同社では高齢者施設への寄贈など、食品ロス削減を目指しさまざまな施策を実施。そうした取り組みの中で、秋田県の地元企業と協力し、クラフトビールを開発することが決定したという。
これまでなかった「稲庭うどん」を感じられるクラフトビール。ビール党はもちろん、興味が湧いた人は一度自身の舌でその味を確かめてみてほしい。
INANIWA HAPPOUSHU – 稲庭発泡酒
価格:990円(税込)
内容量:330ml
(IKKI)
* 稲庭うどん小川調べ/2023年9月にWebにて調査