かつて川崎フロンターレ、東京ヴェルディ、コンサドーレ札幌(現北海道コンサドーレ札幌)に在籍していた元ブラジル代表FWフッキは、現在ブラジル1部アトレチコ・ミネイロでプレー。ヴィッセル神戸に所属していた元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタに匹敵するほどの大富豪として注目を集めている。
ブラジルメディア『mix vale』は22日に「フッキは6億レアル(約160億円)の資産を持っている」とリポート。これによると、同選手は2016年8月から2020年12月までの上海上港(現上海海港)在籍時に、年間で7000万レアル(約19億円)を稼いだほか、現在ブラジル国内リーグでプレーする選手の中で一番年俸が高いだという。
またフッキはサッカー選手のみならず、ビジネスマンとしても多額の収入を得ている模様。ブラジル国内の高級ホテルを所有し、新規事業への投資を続けているが、記事では「彼は現役引退後も裕福なままだ。ビジネスマンとしてのキャリアはまだ始まったばかりである。アスリートとしての成功と戦略的投資のバランスを保つ能力を兼ね備えている」と綴られている。
元Jリーガーでは、神戸で20億円以上とみられる年俸を受け取っていたイニエスタの資産も話題に。ブラジルメディア『BM&C ニュース』は9月11日に「彼は今もなお、スポーツ界とビジネス界の両方で有名だ。成功したキャリアを通じて荒稼ぎしている」とした上で、同選手の資産を1億2000万ドル(約170億円)とリポート。神戸時代もワイン販売やスポーツ用品ブランドの立ち上げなど、複数のビジネスを手掛けていただけに、フッキと同じく富豪としての地位を築いている。
およそ3年間Jリーグの舞台に立っていたフッキは、ポルトガル1部FCポルト、ロシア1部ゼニト・サンクトペテルブルク、中国1部の上海上港でおよそ12年間にわたりプレー。2021年1月にアトレチコへ加入すると、母国復帰1年目から絶対的ストライカーとして活躍。50年ぶりとなるリーグ優勝に貢献すると、同クラブとの契約を2026年12月まで延長している。