石破茂です。

中国・深圳での学童殺害事件に対する中国の反応は極めて問題です。外交部報道官の「これは個別事案で、このような案件はいかなる国でも発生する」との発言は到底看過できないもので、日本政府として断固たる抗議をし、誠実な対応を強く求めていかなければなりません。

深圳日本人学校Wikipediaより

18日は満州事変の発端となった柳条湖事件の日であり、反日感情が高まることが容易に予想され、日本政府も予め申し入れていたにもかかわらず、このような事件が起こることを防止できなかったのは中国政府の責任であり、その統治能力が問われています。

6月にも日本人に対する襲撃事件があり、これを阻止しようとした中国人女性が亡くなるという事態になったにもかかわらず、いまだに事件の背景や動機は明らかにされていません。徒に反中感情を煽るような事態にならないためにも、中国政府の迅速かつ真摯な対応が求められています。

総裁選挙も今日を入れてあと7日となりました。ご支援いただいている議員の皆様、全国の皆様のお気持ちにお応えすべく、最後まで全力を尽くして参ります。何卒よろしくお願い申し上げます。

立候補者が過去最多の9名となったこと、それ自体は歓迎すべきことですが、各々の持ち時間が少なくなり、論点が拡散し、議論が深まらないという面もあります。将来的には予備選挙を行い、後半に候補者を絞っていく、というようなことも検討すべきではないかと思います。

名古屋、福島、金沢、那覇、松山、大阪、東京で演説会が開催されましたが、1人10分の演説でも総計90分、屋外で18時から開催された名古屋などは聴衆の皆様に長時間お立ち頂くことになり、かつ警備の都合上からか演説者と聴衆の距離も随分と離れ、大型スクリーンの設置も無かったためにほとんど見えないという申し訳のないことになってしまいました。ご負担やご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます。