旗手怜央 写真:Getty Images

 セルティック所属MF旗手怜央は、9月22日に行われたスコットランドのリーグカップ戦で同点ゴールを演出。FW前田大然、FW古橋亨梧らとともに主力選手として活躍する一方、FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選2試合でベンチ外となったこともあり、日本代表での立場に不満を抱いているという。

 日本代表は最終予選の初戦で中国を7-0で下すと、敵地開催のバーレーン戦でも5-0と圧勝。中盤ではMF守田英正(スポルティングCP)やMF久保建英(レアル・ソシエダ)ら主力選手の活躍が光ったが、旗手やFW細谷真大(柏レイソル)らは2試合ともにベンチ外。この森保一監督の起用法には、賛否含めて様々な意見が挙がっている。

 そんななか、セルティックの専門サイト『Celts Are Here』が22日に伝えたところによると、旗手は「(2試合連続ベンチ外に)がっかりした。他の選手も同じようにがっかりしていた」と落胆をあらわに。「日本代表の活動に参加したことが無駄だったとは思わない」「日本代表の一員として再びピッチに立ちたい」などと前向きなコメントも残したというが、同メディアは「旗手は日本代表戦でプレーできなかったことに対する不満を認めた。出番がなかったことに腹を立てており、セルティックで向上するために一生懸命努力する姿勢を見せている」と綴っている。

 旗手の代表招集を巡っては、セルティックの専門サイト『セルティックスター』は9月16日に「旗手はやや調子が悪い」とした上で、「日本代表招集による長距離移動が影響した可能性もある」と指摘。現地では「日本代表戦でプレーしないならば、グラスゴーにとどまってほしかった」「旗手は森保監督に冷遇されている」といった声が飛び交っている。

 なお日本代表は10月11日に敵地でサウジアラビアと対戦するほか、15日にはホームでオーストラリア代表と激突。2試合にむけてのメンバーは10月はじめに発表される見込みだ。中盤での競争は激しいが、旗手に森保ジャパンで自身の能力をアピールするチャンスが訪れることはあるのだろうか。