プレミアリーグのリバプールは、今2024/25シーズンが契約最終年となるエジプト代表キャプテンFWモハメド・サラーの後継者として、ラ・リーガ(スペイン1部)のジローナに所属するFWビクトル・ツィガンコフの獲得を狙っているようだ。
ジローナで躍動する26歳のツィガンコフは、スピードとドリブル技術に優れ、特に右ウイングからの攻撃で存在感を発揮している。強力な左足を持ち、サラーと同様に逆サイドから内側に切り込んで得点機会を作り出すスタイルが特徴だ。
2023/24シーズンは、全公式戦で34試合に出場し8ゴール7アシストを記録したツィガンコフ。ジローナはラ・リーガ3位に躍進し、クラブ初のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に大きく貢献した。右ウイングに限らず攻撃的ミッドフィールダーや左サイドでもプレーが可能で、その多才さからリバプールの柔軟な攻撃戦術にも対応できると予測されている。
また、オフ・ザ・ボールの動きにも優れているツィガンコフ。相手のボール保持時に積極的にプレッシャーをかけてインターセプトを狙う姿勢は、リバプールの守備時の戦術へもフィット感が高いと評価されているようだ。
一時期は、同じくラ・リーガのレアル・ソシエダに所属する日本代表FW久保建英も候補だと報道されたサラーの後継者問題。ツィガンコフを確保することで決着するのかどうかは疑問だが、様子を見守るしかなさそうだ。