マルティン・スビメンディ 写真:Getty Images

 リバプール(イングランド1部)を率いるアルネ・スロット監督が、レアル・ソシエダ(スペイン1部)に所属するスペイン代表MFマルティン・スビメンディ(25)について言及した。

 ソシエダ下部組織で育ったスビメンディは、2019年にトップチーム昇格を果たした視野の広さと高水準なパス精度などを兼ね備えた万能型の守備的MF。昨季もラ・リーガ31試合に出場して4ゴールを記録すると、今夏に開催されたユーロ2024のスペイン代表メンバーにも選出されていた。

 そんなスピメンディに対して、今夏に守備的MFの補強を目指したリバプールが獲得を熱望していたものの、選手側は最終的にソシエダ残留を決断したことから実現はせず。この状況にスロット監督はスペイン代表MFを獲得できれば、強力な中盤になっていただろうと認めつつ、現在のオランダ代表MFライアン・グラフェンベルフやアルゼンチン代表MFアレクシス・マクアリスター、ハンガリー代表MFドミニク・ショボスライの陣容で前に進んでいると述べた。

 「あなたが言及したスビメンディは2つの役割のどちらかにフィットできた思う。ライアンやカーティス、マクアリスター、ワタルのようにね。スピメンディについてもう話す意味がないね。彼はレアル・ソシエダに残り、我々は前に進んだ」

 なお、スペイン『エスタディオ・デポルティーボ』によれば、スビメンディは今夏のソシエダ残留を後悔しており、1月の移籍市場で移籍するようにリバプールに要請したとのこと。同選手は新契約をソシエダと新契約を結びたいと考えていたが、チームの今季不調を受けて、クラブに疑問を残しているようだ。