Aさん:バンコクでは、スクンビット通り界隈に住んでいます。バンコク在住日本人の大多数が住んでいるだけあって、何から何まで揃っていて、便利です。

わたしの場合、妻と子ども1人の3人家族、犬も一緒です。しかも、1部屋は仕事用に使いたいという希望もありました。

そのため、ペット可で、ベッドルームが3つあるコンドミニアムを希望していましたし、バスタブがあること、幼稚園が近いことなど、かなり希望が多めでした。

それでも、これらの条件をすべて満たしたコンドミニアムが見つかって良かったです。

スクンビット通りにあるプロンポン駅直結のショッピングモール内にある紀伊国屋書店には、日本語書籍も揃う筆者撮影

日本円建てやタイバーツ建てでなく、ビットコイン建てで資産を把握している!

――今後のプランはいかがでしょうか?

Aさん:いつまでバンコクに住むかは分かりません。

ただ、先ほど申し上げた、自社発行トークンで受け取る報酬については日本居住だと納税できないという点が日本の制度上解消されない限りは、日本に戻れないですね。

――その点さえ解消されれば、日本に戻りますか?

Aさん:うーん。以前、税務調査に入られて、ねちねちと嫌味を言われて日本の税金が本当に嫌なんですよね。普通のフリーランス相手に税務調査する暇があったら、裏金議員のところに行けばいいのに、と思いますよね。

――日本にいつ戻るか決まっていないAさんの場合、資産はどの通貨建てで貯めているんですか?米ドル建てでしょうか?それともタイバーツ建てでしょうか?

Aさん:香港法人を設立して、仕事は香港法人名義で受けています。たしかに、香港ドルや米ドルで資産を蓄えていますが、私の意識としては、「何ドル持っている」というよりビットコイン建てで「何BTC持っている」という意識ですね。

インタビューを終えて

国境を越えてフリーランスとして働く、日本居住では納税のしようがなく止むを得ず海外移住、資産はビットコイン建てで把握、というように、弊社のお客様の中でも典型的な新世代の海外移住フリーランスの方です。