スポルティングCPのルベル・アモリム監督が、9月22日のポルトガル1部リーグ戦を前に、MF守田英正の現状を説明。FIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選の日本代表招集による長距離移動の影響を明かしているが、守田本人もパフォーマンスへの影響について語っていた。
今季もスポルティングの主力選手として活躍する一方、森保ジャパンでもMF遠藤航(リバプール)とともに中盤に必要不可欠な存在となっている守田。9月開催の最終予選でも中国戦、バーレーン戦ともにスタメン出場していた。
しかしスポルティングへの再合流後は、14日のアロウカ戦で12分間にプレーにとどまったほか、18日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)リール戦でも前半のみのプレーに。現地では日本代表招集によるコンディションへの影響が心配されている。
そんななか、『O JOGO』などポルトガル国内の複数メディアが21日に伝えたところによると、アモリム監督は守田の現状について「彼は(9月に日本代表の活動に参加するまでは)非常に素晴らしいパフォーマンスを発揮していた。しかし日本代表に招集されることで、長距離移動をして時差や生活リズムが頻繁に変わる。適応する時間はほとんどない。代表に招集されるとほぼ毎回起こることだ」と説明したという。
代表招集がコンディション悪化に繋がっているとの見解を示したアモリム監督だが、守田本人も代表招集時に同様のコメントを残していたとのこと。ポルトガルメディア『フラッシュスコア』によると、同選手は中国戦前に「最終予選は怪我や長距離移動によりパフォーマンスが落ちる」とした上で、「良いコンディションで臨めるよう、まずは自分のことに集中したい」と語っていたという。
なお日本代表招集による長距離移動を巡っては、MF久保建英(レアル・ソシエダ)が2023年10月の国際親善試合カナダ戦を前に、所属クラブでの連戦やスペインから日本への移動に対して「正直きつい」と漏らしたことで話題に。MF伊東純也(スタッド・ランス)は2023年11月、所属クラブの会見で「日本からフランスへ帰って来た時は少しキツイですけど、ある程度慣れているので大丈夫です」と語っていた。