明治安田J1リーグ第31節の町田ゼルビア対北海道コンサドーレ札幌が、9月21日に町田GIONスタジアムで開催。スコアレスドローという結果に終わったが、主審を務めた山下良美氏に対する批判が相次ぐ一方、札幌所属DF岡村大八のコメントが反響を呼んでいる。
プレー強度の高さを武器とする町田と、マンツーマンディフェンスを敷く札幌の一戦では、1対1で激しく競り合う場面が多く見られたこともあり、ファウル数は町田が「13」、札幌が「10」にのぼった。ただ山下主審は、町田所属選手に1枚もカードを提示せず。札幌にもFWジョルディ・サンチェスにイエローカード1枚を提示しただけだった。
ネット上では、インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継映像を一部切り取った複数の動画が拡散されている。サイドラインで札幌所属DF中村桐耶が町田所属FWオ・セフンと競り合った際に、オ・セフンから両手で押し倒された場面や、ボールがサイドラインを割った後に中村が素早いスローインを試みた際に町田所属MFナ・サンホと衝突して倒れた場面で、山下主審は町田所属選手にカードを提示しなかった。
それだけに、ネット上では「山下主審の判定基準が謎」「双方にとってフラストレーションが溜まるレフェリングだったと思う」「山下主審が選手のプレースピードに追いついていない場面もあった」といった批判や指摘が。「男女」というワードを盛り込んだ投稿も見受けられるなど、同主審のレフェリング能力に厳しい目が向けられている。
一方、岡村は試合後に札幌公式Xアカウントを通じて「一つ町田さんのサポーターに感謝したいことがあります。うちの菅野がアディショナルタイムにアクシデントがあって負傷したタイミングで、相手も何が何でも勝ち点3が欲しい場面でもブーイングすることなく町田のコールをずっと続けていて、そこにすごい僕たちに対するリスペクトを感じたので、そこに対して感謝したいと思います。ありがとうございました」と、ホームチームのサポーターに感謝の思いを伝えたが、これには「岡村さん、ありがとう」「岡村凄かった!」「素晴らしいコメント」などと同選手への称賛が相次いでいる。