9月19日発表のFIFAランキングで、アメリカ代表とメキシコ代表を抜いて16位に浮上した日本代表。10月にもFIFAワールドカップ北中米大会アジア最終予選を控えているが、FW浅野拓磨(RCDマジョルカ)を招集できない可能性があるという。
2022年のカタールW杯ドイツ戦で決勝ゴールをマークしたことで知られている浅野。2023/24シーズン終了後にVfLボーフムを退団してマジョルカへ移籍すると、今季ここまでリーグ戦6試合4試合でスタメン出場。9月17日のレアル・ソシエダ戦ではゴールこそなかったものの、MF久保建英との日本人対決実現により話題を呼んでいた。
キャリア初のラ・リーガ挑戦にもかかわらず、早くも新天地で必要不可欠な存在となっている浅野だが、スペイン紙『マルカ』が20日に伝えたところによると、同選手は直近数日間にわたりコンディションに問題を抱えているとのこと。23日にレアル・ベティス戦を控えるなか、全体練習に姿を見せていないことから、欠場を余儀なくされる可能性があるという。
一方、日本代表は10月11日に敵地でサウジアラビアと対戦するほか、15日にはホームでオーストラリア代表と激突。この2試合にむけてのメンバーは10月はじめに発表される見込みだが、コンディションの回復次第では浅野がメンバー外となる可能性も考えられる。
森保ジャパンのストライカー陣では、9月の最終予選2試合で浅野、FW前田大然(セルティック)、FW上田綺世(フェイエノールト)、FW小川航基(NECナイメヘン)、FW細谷真大(柏レイソル)が招集。セルティックの絶対的ストライカーであるFW古橋亨梧や、イングランド2部ブラックバーンでゴールを量産しているFW大橋祐紀が落選していた。
ファン・サポーターの間で古橋や大橋の招集を望む声も挙がっているが、FW原大智(京都サンガ)やパリ五輪U23日本代表FW藤尾翔太(町田ゼルビア)が候補に挙がる可能性も。前者は7月以降、リーグ戦8試合のスタメン出場で5ゴールと好調ぶりをアピール。後者はYBCルヴァンカップ準々決勝アルビレックス新潟戦での一発退場もあったが、大岩ジャパンの一員として大舞台も経験済みだ。浅野の状態とともに、国内組の大抜擢の可能性にも注目が集まる。