浦和レッズは9月21日に行われた明治安田J1リーグ第31節で、FC東京に0-2と敗北。マチェイ・スコルジャ監督体制での初黒星を喫したが、MF小泉佳穂がチームメイトに対して激怒しているシーンを巡り、ファン・サポーターの間で様々な声が挙がっている。
問題視されているのは、0-2と浦和ビハインドで迎えた87分のシーン。FC東京によるコーナーキックの場面で、ボールが誰にも触れることなくゴールラインを割ると、GK西川周作はゴールキックで素早くリスタート。自陣ペナルティエリアにいたDF井上黎生人から小泉へパスを送ったが、これをカットされた直後に小泉が相手選手を背後から倒したとしてファウルをとられる。
すると、小泉は自陣ペナルティエリアの方向に向かって、左手を高く振り上げながら激しい口調で二言三言発するなど、怒りをあらわに。インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継で解説を担当している浦和OBの坪井慶介は、ファウル直後に「小泉と井上がパスを出したところですからね」と、西川のプレーには言及しなかった。
DAZNの中継映像で当該シーンを切り取った動画がXで拡散されると、「小泉がこんなに激昂することあるんだね」「そりゃ怒るよな」といった声や一部から井上、小泉に対する批判も湧き起こっている。
また、怒りの対象を巡って「小泉は西川に対して怒っているのでは?」「現地で観ていたけど、小泉と西川が言い合っているように見えた」という指摘も。「西川のビルドアップ、どうにかならんかったのか」などと西川に対する否定的な声が挙がる一方で、「西川は少しでも相手より早くリスタートして攻めたかった。小泉はラインをあげたかった。どちらの気持ちも分かる」と両選手の認識のズレを予想するファン・サポーターも見受けられる。
スコルジャ監督復帰後初のホームゲームで勝利を飾れなかった浦和。次節のヴィッセル神戸戦を前に、連携面の改善が求められる。