就職・転職にあたり、避けては通れないのが採用面接。人生の大きな転機であるため、面接の応対には多くの関心が集まっている。ネット上では、採用面接でどこまで正直に話すのか悩む人が多いようだ。どのような意見が寄せられているのか、詳しく見ていこう。
すべてを正直に話す人は意外と多い?
採用面接では、時として回答しにくい質問をされることも。例えば前職を辞めた理由についてありのままに答えるのが難しい場合もあるだろうし、自身がやりたくない仕事について「できますか?」と聞かれたときに、「もちろんやります!」と答えてしまう人も多いだろう。
SNS上で一番多く見られるのは、「嘘はつかないけど、積極的に都合の悪いことは言わない」という意見。「いかに自分の良い所を切り取るかが大事」「不利になりそうなことには触れないようにするかな」といった声が多いようだ。嘘はつきたくないし、ネガティブな印象も見せたくないという思いが垣間見える。
また「話を少しだけ盛る」という意見も多い。「嘘ではないけど、自分が素晴らしい人材であるように話すよ」「プラスになる内容であれば、ウソにならないギリギリまで話を盛ってる」との声があがっていた。
ここまでを見ると話を多少脚色する人が多いように思うが、「すべてを正直に話す」という意見も少ないわけではない。なぜなら、「自分がやりたくないことやできないこととか、一見するとマイナスな内容でも、面接で言っておかないと後々苦労すると思う」「面接で言えないと、採用されてからも言えなくなるのがキツい」という理由からだ。採用されてからその会社で長く働くことを考えれば、後顧の憂いは無くしておきたいというのもわかる。
人生の分かれ目にもなる採用面接では、正直に話すかどうかも含めて人間性を評価されているともいえるだろう。少なくとも採用されてから問題になるようなことは、面接でも伝えておいたほうが安心といえそうだ。(フリーライター・井原亘)
■Profile
井原亘
元PR会社社員の30代男性。現在は流行のモノや現象を追いかけるフリーライターとして活動中。ネットサーフィンとSNS巡回が大好きで、暇さえあればスマホをチェックしている
提供元・BCN+R
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