フェイエノールト(オランダ)は、現地時間9月19日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)第1戦で、バイエル・レバークーゼン(ドイツ)に0-4で完敗した。この試合で途中出場したフェイエノールトの日本代表FW上田綺世と、先発に名を連ねた韓国代表MFファン・インボムが対照的な評価となっている。
上田は同試合後半16分からピッチに立ち、後半28分には左足でゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定により得点は認められなかった。試合後は「アンラッキーだった」と振り返り、悔しさをにじませた。さらに「もっと出場時間を掴まなければならないし、チームとしても軌道に乗らなければならない」と、今後の巻き返しに向けた意欲をみせた。
一方で、ファン・インボムは、この試合で同チームのレジェンドであるピエール・ファン・ホーイドンク氏から「ボールを持った際の安定感や冷静さが際立ち、非常に成熟したプレーを披露した」として称賛されている。チームが大差でリードされる中でも輝きを失わないプレーで、試合を通じて一定の存在感と安定感を披露した。
フェイエノールトは試合全体を通じて、レバークーゼンの圧倒的な攻撃に苦しみ、前半だけで0-4の大差をつけられた。レバークーゼンは、MFフロリアン・ヴィルツが2ゴールを挙げ、さらにDFアレハンドロ・グリマルドも得点を記録している。
苦しいスタートを切ったフェイエノールトだが、日韓両選手の活躍が今後のチーム再建に向けた鍵となることを期待したい。