品田愛斗 写真:Getty Images

 2024明治安田J2リーグのジェフユナイテッド千葉(現7位)は、9月21日(土)19時からフクダ電子アリーナで開催される第32節レノファ山口(現6位)との試合を目前に囲み取材を行った。

 J1復帰に向けてプレーオフ圏内の6位進出を目指す千葉にとっては、山口と勝点1差の状況で迎えるこの一戦を是が非でも物にしたい。MF品田愛斗は淡々と意気込みを語った。

 「単純に勝ち点3取るしかないです。相手は90分間全員で前からハードワークして奪いにきますし、ブロックの形成をしっかりして、徹底して中からボールにプレッシャーをかけてきます。長いボールを蹴り込んでくるか、下からつなぐかということを可変しながら使い分けてくる。相手をリスペクトしながらも、自分たちはどうやってストロングを出すか考えてくるチームだなと思います」と山口を分析した。

 9月18日に行われた天皇杯準々決勝の京都サンガ戦では0-3と完敗した千葉。背番号44はこの状況をむしろチャンスだと捉えていた。

 「あのようなゲームを見た後だからこそ、いつもより強気というか吹っ切れています。京都との差は受け入れる必要がありますが、本来だったらもっとやれると思っています。なので、その力をすぐに試合で見せられることは嬉しいです。成長できるチャンスだと思っています」

 山口戦が千葉のJ1復帰を占う上で重要になることは間違いない。天皇杯では相手の圧力に屈しボールをつなげなかった千葉だが、自分たちの持つ本来の力をサポーターの目の前で示したい。