米国政府が今回の押収を決定したのも、マドゥロ氏への制裁を強化したいというのが理由だ。7月28日の大統領選挙でマドゥロ氏は開票結果も公表せず違法に統領職を継続している。対立候補だったエドゥムンド・ゴンサレス氏の勝利をマドゥロ氏が素直に認めておれば、今回の押収劇もなかったであろう。ところが、マドゥロ氏は違法に大統領職を継続している姿勢にバイデン大統領は彼への制裁を強化したというわけである。

因みに、スペインのサンチェス首相も同じ飛行機を首相専用機として利用している。モデルは900Bで、マドゥロ氏のそれよりも2座席多くなっている。

サンチェス首相は公私にこの飛行機を利用しており、私的目的にまで頻繁に首相専用機を使うということに国民の間から批判が出ている。