日本代表MF鎌田大地は、2024年夏にセリエAのラツィオを退団し、プレミアリーグのクリスタル・パレスへフリー移籍。アイントラハト・フランクフルト時代の恩師であるオリバー・グラスナー監督と再会したが、早くも自身の去就に関する構想を描いているという。
インターネット動画配信サービス『DAZN』、ラジオ放送局『J-WAVE』、自動車メーカー『フォルクスワーゲン』のコラボ番組『Be True』では、鎌田が元日本代表MF稲本潤一(南葛FCと対談。自身の今後について聞かれえると、UEFAチャンピオンズリーグ優勝が幼い頃からの夢であることを明かした上で、「今回の移籍でそれが少しずれた。ただプレミアリーグで良い成績を残せば、それこそ本当にどこにでも行ける。スペインでプレーするのも、最近では目標になっている」と将来的な移籍を示唆。
「僕たちが育ってきた時は、もうバルセロナ(が人気)だったので。ここ最近多少良くない時期があったとしてもバルセロナでプレーしたい」と、希望の移籍先に言及しつつも、「パレスで1年良くて移籍できるチャンスがあっても、FIFAワールドカップのことを考えた時に、もう1年パレスでプレーした方がいいかなと思う」と2025年夏の残留を示唆した。
さらに鎌田は稲本から「ヨーロッパであとどれくらいプレーしたいか」と訊かれると、「この感じが続いているならば、サウジアラビアに行って、ちゃんとお金を稼いで終わりたい。日本でできるならば、1年家族とか友達にプレーしている姿を見せたい」と回答。「ヨーロッパは良いレベルでプレーできるならば残りたいけど、長くやりたいという欲はない」と、現役引退までの構想を明かした。
なお鎌田は「サウジアラビアは、毎年のように1年契約を結んでいたので、フリーのタイミングでも散々あった」と中東クラブからの関心や接触があったことも告白している。