この2選手のコンディションが今後の優勝争いに影響を及ぼす可能性も懸念されるが、リーグ序盤で先発出場していたDFドレシェヴィッチやDF望月ヘンリー海輝、DF杉岡大暉といった実力者が控えている為、仮に中山と昌子が揃って欠場することになっても大きく戦力ダウンすることは考えにくいだろう。
北海道コンサドーレ札幌(現19位)
- 勝ち点25
- 試合数30
- 6勝7分17敗
- 得点34失点57
- 得失点-23
ポジティブ要素
ルヴァン杯の準々決勝第2戦(横浜F・マリノス戦)でFWジョルディ・サンチェスが公式戦初ゴールを挙げており、結果を残したことでチーム内競争が激化することも考えられる。これがチームとしてプラスに働くか、ゴールに飢えているストライカーの覚醒が待たれる状況だ。
ネガティブ要素
DF大﨑玲央とMF荒野拓馬の主力2選手が、前節の東京ヴェルディ戦で累積警告による出場停止を余儀なくされた。また、チームの躍進に貢献してきたDF髙尾瑠は前節の怪我で戦列離脱が予想される。今のところ公式発表はないため怪我の程度は分からないが、攻守にわたり右サイドを活発化させてきた髙尾を欠くことはダメージが大きい。
注目選手
町田ゼルビア:FW藤尾翔太
藤尾といえば今夏のパリ五輪でU-23日本代表に選出されたメンバーの1人。「ポスト大迫勇也」の呼び声もあり、多彩なゴールパターンや屈強なフィジカルを生かしたポストプレーを持ち味としている。またスペースに走りこむタイミングが抜群で、こぼれ球へも真っ先に反応することが出来る。
今シーズンもここまでチームトップとなる9ゴールを挙げており、大台の2桁ゴールまであとわずか。ルヴァン杯での累積警告による2試合の出場停止明けということもあり、モチベーションは相当高くこの試合に挑んでくるだろう。