韓国国内では、フランスのパリ・サンジェルマン(PSG)に所属する韓国代表MF李康仁(イ・ガンイン)が適切に起用されていないことに対する不満が高まっている。
PSGのルイス・エンリケ監督は、イがシーズン序盤から好調なパフォーマンスを続けているにもかかわらず、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)などの重要な試合で彼を先発から外すことが多い。韓国のメディアやファンは、これが偏見による選択ではないかと疑問を呈している。
イはリーグ・アン第1節と第2節でゴールを決めるなど、2024/25シーズン序盤から目立った活躍をしている。しかし、CLのジローナ戦(1-0)では途中出場に留まった。一方で、フランス出身のFWウスマン・デンベレやFWブラッドリー・バルコラは、不安定なパフォーマンスにもかかわらずフル出場。この違いについて、単なる戦術的判断ではないという見方が出ている。
エンリケ監督は「多芸多才な選手が必要だ」と述べており、両ウイングや中盤をこなせるイがまさにその条件に最も適しているが、先発ではなく交代要員として扱われ重要な試合での出場機会が限られている。韓国では、イの才能が過小評価されているとの批判が強まり、同監督が偏見を捨て、公平に選手を評価することを求める声が強まっている。
イがPSGでさらなる成功を収めるためには、エンリケ監督の信頼を得て実力を証明し続ける必要があるかもしれない。