鬼木達監督 写真:Getty Images

 AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)2024/25シーズンの開幕節では、横浜F・マリノスと川崎フロンターレが韓国1部所属クラブとアウェイで激突。横浜FMが光州FCに3-7と敗れ、川崎がMF江坂任擁する蔚山HDに1-0と勝利したが、現地では試合後の横浜FM率いるジョン・ハッチンソン監督、川崎率いる鬼木達監督のコメントに注目が集まっている。

 この2試合では、いずれもピッチコンディションの悪さが話題に。光州FC所属DFアン・ヨンギュは横浜FM戦の前日会見で「韓国のスタジアムは、どこも芝の状態が悪い。我々のホームスタジアムもそうだ。パスを受ける時に集中する必要があると思う」などと述べていた。

 また韓国メディア『ベストイレブン』は、「蔚山HD、川崎はいずれも前日練習を蔚山文殊サッカー競技場で実施しない。背景にスタジアムの劣悪なピッチコンディションがある」とした上で、「ピッチコンディションの悪さが、ACLEを通じて世界に伝わってしまう。韓国の恥を晒すので残念」と綴っていた。

 すると韓国メディア『聯合ニュース』は19日に「ACLEのレベルを落とした韓国のピッチコンディション、日本から批判された」という見出しのもと、芝の状態の悪さを特集。

 これによると、ハッチンソン監督は試合後に「芝に問題あったが、このピッチでプレーするしかなかったし、それがアジアサッカー連盟(AFC)の選択だった。誰かに全責任を負わせることはできない。とにかく申し訳ない」と、ファン・サポーターに謝罪。

 鬼木監督は「蔚山文殊サッカー競技場がACLEの開催場所として認められる資格があるか」との問いに対して、「あくまでも個人的な見解だが、このピッチコンディションが選手たちが最高のプレーをするのに十分なレベルだったか分からない」と述べたという。