元U20ブラジル代表FWラファエル・エリアスは、ブラジル1部クルゼイロから京都サンガへ期限付き移籍中。新天地でゴールを量産するなか、ブラジル国内クラブは同選手の完全移籍移行を望んでいるという。
現在25歳のエリアスは、2023年にパルメイラスからクルゼイロへ移籍も、クルゼイロで結果を残せず。しかし2024年6月に半年間のレンタルにより京都へ加入すると、本来のパフォーマンスを発揮。ここまでリーグ戦7試合の出場、4試合のスタメン出場で7ゴールを挙げるなど、J1残留へのキーマンとしてファン・サポーターから期待されている。
日本国内で完全移籍移行を望む声も挙がるなか、ブラジルメディア『UOL』は19日、買い取りオプションの設定額を250万ドル(約3億6000万円)と伝えた上で、「完全移籍移行にむけての交渉は初期段階だ」と綴っている。
一方、パルメイラスはエリアスの保有権の25%を有しているため、同選手が京都へ完全移籍した場合には一定の収入を得るとのこと。ユベントスからブラジル代表MFアルトゥールの獲得を狙っていることもあり、エリアスの完全移籍による移籍金確保を目論んでいるという。
なおエリアス本人は、9月15日放送の『KICK OFF! KANSAI』(MBS毎日放送)にVTR出演。「このクラブに自分が持っているブラジルのエネルギッシュな部分を少しでも伝えられたらと思っていた。京都の力になれて、とても嬉しく思う。できる限り長くここに残って、京都の力になりたい」と、京都でのプレーに満足していることを強調している。
チームメイトのFW原大智から「彼は日本語でコミュニケーションをとっている。一番盛り上げる選手でもある。『頑張ろう』とか、日本語を話してくれるし、勉強熱心な部分もある。みんなから信頼を得ている」と称賛されているエリアスの去就に注目が集まっている。