■実際に食べてみたところ…

半日かけて作る「冷やし茶漬け」は本当に美味いのか? 実際に試したところ意外な落とし穴が…
(画像=『Sirabee』より引用)

煎茶を抽出している間に味の主軸となる「梅おかか」を作っていく。作り方は至ってシンプルで梅干し、わさび、かつおぶしを合わせて包丁で叩くだけ。そして冷やご飯は水で洗ってぬめりを取っておこう。

半日かけて作る「冷やし茶漬け」は本当に美味いのか? 実際に試したところ意外な落とし穴が…
(画像=『Sirabee』より引用)

煎茶の抽出が完了したら、冷やご飯を茶碗によそい、梅おかかと砕いた氷、海苔、煎茶を入れれば完成だ。

半日かけて作る「冷やし茶漬け」は本当に美味いのか? 実際に試したところ意外な落とし穴が…
(画像=『Sirabee』より引用)

見た目はかなり美味しそうだが気になる味は…これが、かなり大人な味わいで驚かされる。

煎茶の苦みと梅おかかの酸味・辛味・旨味が一気に広がり、その複雑すぎる味わいに正直混乱してしまった。恐らく、煎茶を長時間かけて抽出してしまったため苦みの他に「渋み」が強く出てしまったようで、かなり苦み強めの仕上がりになってしまったよう。

半日かけて作る「冷やし茶漬け」は本当に美味いのか? 実際に試したところ意外な落とし穴が…
(画像=『Sirabee』より引用)

試しに梅おかかを単体で食べてみたところ激ウマ! 梅干しのさっぱりとした味わいとわさびの辛味と香り、そしてかつおぶしの旨味や風味が絶妙にマッチしている。おにぎりの具としてもかなり優秀だろう。

対する煎茶も少し薄めて飲んでみたらちゃんと美味しかった。冷やし茶漬けの際は半日で程よい濃さに抽出するのがコツのようだ。

今回は失敗してしまったが、それぞれの食材を活かして作る冷やし茶漬けは、シンプルながら茶漬けの素とは異なる魅力があった。次回は同様のミスのないように作ってみようと思う。