ゴールデンウィークの最中である5月3日、とあるお寺がX(旧Twitter)に上げた動画が注目を集めた。
問題の動画は畳張りのお堂内部の様子を捉えたものなのだが、画面中央に白く輝く楕円形の物体が上下に二つ並んで浮かんでいる様子が捉えられている。
同様の物体は心霊動画によく出てくる「霊のいる証拠」とも言われる半透明の球体「オーブ」と違い、はっきりとした形を保っているようだ。また素早く移動するオーブ等とは違い、その場に停滞したりゆっくりと画面奥側へ揺れながら移動していくという特徴もある。
この動画は山形県鶴岡市の古刹、善法寺の五百羅漢堂に設置された固定式暗視カメラが撮影していたもの。受付の監視モニターで寺の関係者が謎の発光体が写り込んでいることに気づいたそうで、「ホコリにしては挙動が一定で同じ場所を動いており、画面からフレームアウトしない」とのこと。しかも発見から一時間以上も記録され続けていたようで、動きがゆっくりなことから虫やコウモリの可能性も除外された様子。果たして、この物体は何なのだろうか。
この動画が公開されると、SNS上では「火の玉」の正体について様々な意見が飛び交った。視聴者の多くは発光体の機械的な動きに注目、霊的なものや生物の写り込みではなくレンズの光学的な何かだろう、という意見が寄せられた。
しかし何がどういった原理でこのような発光体として捉えられたのかについては様々な説が出てきており、「レンズの内反射」「デジタルノイズ」「カメラのセンサーライトの反射」「レンズ側についたごく小さな虫が、照射された赤外線を反射している」等があった。
大半の人は機械的な原理によるものと考えているようだが、じつはこの寺は庭園の池から「人面魚」が発見されたことでも有名な寺であった。そのため、人面魚に続き別の怪異が現れるようになったのではないか、という意見も出てきている。
寺のお堂に現れた謎の火の玉について、気になる人はぜひ自分でも動画を見て考えてみてほしい。
【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】
文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)
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提供元・TOCANA
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