日本国内でも度々ニュースになるティラノサウルスの着ぐるみイベント。動きにくい空気の入った着ぐるみで競いあう様子はユーモラスであり、結果よりもそのわちゃわちゃした光景が注目を集めることも多い。

 このティラノサウルスの着ぐるみイベントは世界でも行われている人気のイベントで、先日はカナダにてティラノサウルスの着ぐるみを着て集まった人数のギネス世界記録を狙うイベントも開催された。

ティラノサウルス大集結!ギネス世界記録を狙うも認定されなかった驚きの理由とは
(画像=画像は「YouTube」より,『TOCANA』より 引用)

 しかし、イベントにはかなりの人数が参加していたにも関わらず、とんでもない理由でギネス記録達成は成し遂げられなかったという。一体何が起きたのだろうか。

 4月末、カナダのドラムヘラーの町が毎年開催している「世界最大の恐竜の祭典首都」を謳うイベント「ジュラシック・ジャンボリー」が開催された。その中で主催者は「恐竜のコスチュームを着てギネス世界記録を更新しよう」と参加者に呼びかけ、イベント当日は町が恐竜の着ぐるみで溢れかえるほど盛況なものとなった。

「構造のしっかりしているコスチュームもあったし、おもちゃみたいなコスチュームもあった」と地元の旅行会社であるトラベル・ドラムヘラーのケリ・ロイエン氏は語る。 主催者側からはこの日、実に4000人から5000人ほどの着ぐるみが集まったとされているが、肝心のギネス世界記録認定には至らなかった。

 その理由が先日明らかになったのだが、実はギネス世界記録を達成するためには、着ぐるみを着た参加者が全員一堂に会する1分間を設けなければならず、その間にギネスの担当者がコスチュームを着た人々の正確な人数を確認する必用があった。

 ギネス世界記録の担当者は「番号のついたブレスレットやリストバンドで3,000人は記録していた」とのことだが、制限時間が過ぎる前に指定されたエリアから退出する着ぐるみの参加者もいたため、様々な理由で正確な人数を数える事が不可能であったことから、正式な記録と認定することは断念せざるを得なかったという。

 ちなみに現在ギネスに認定されている「恐竜の着ぐるみが1ヵ所に集まった人数」の記録はわずか252人。ドラムヘラーのイベントではこの記録を簡単に破ってしまえるだけの人数が集まっていたのは間違いないだけに、なんとも残念な結果だと言わざるを得ない。

 しかし今回こうしてカナダのケースが報じられたことで、記録達成に必用な条件を整えて、ギネス世界記録更新に向けて動くイベントや自治体が出てくるかもしれない。また、ドラムヘラーの町がリベンジする可能性もある。今度こそギネスの珍記録更新を狙う人々は出てくるのだろうか?

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【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=加藤史紀(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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提供元・TOCANA

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