今年6月、米ハーバード大学のアヴィ・ローブ教授らが、海底から地球外から飛来したとみられる50個余り球体を回収した。その結果が1カ月以内に出ると見られている。
ローブ教授は2011年から2020年までハーバード大学天文学科長を務め、現在はET探査のための「ガリレオ・プロジェクト」の責任者も務めている。今年6月、パプアニューギニア沖に墜落した2014年の流星の破片を探すため、太平洋の海底を2週間にわたって調査。その結果、強力な“磁気そり”によって50個の小さな鉄の「球体」を回収した。
ローブ教授は、この球体が人類にとって未知の技術からもたらされたものであり、太陽系外から飛来したものであるか判断するために、現在世界中の4つの研究所で分析中であると話している。2014年に地球に飛来した「IM1」という恒星間天体の破片だと推測されているが、ローブ教授は恒星間天体が宇宙人が作ったUFO(※1)であるという説も支持しているため、地球外知的生命体によって製造された恒星間宇宙船が地球に着陸した最初の科学的証拠になるかもしれない。
「人工的なもの、つまり宇宙船である可能性もある。この流星の物質強度と速度が異常であり、我々が慣れ親しんでいる岩石と比較して異常であったからだ。この隕石がそうであるかどうかは、我々が何を発見するかにかかっている。」(ローブ教授)
IM1は時速約16万kmで地球の大気圏に突入、「この流星は非常に速かったという意味で特別」(ローブ教授)であり、「また、非常に丈夫な素材で出来ていた。その物質強度は、NASA(アメリカ航空宇宙局)が過去数十年間にカタログに掲載した272個の宇宙岩石よりも強かった。そのため、人工的な合金である可能性が高まった」(同)という。
また、ローブ教授は先日開催された「UFO公聴会」で証言をした内部告発者のデイヴィッド・グルシュ氏に言及。
「デイヴィッド・グルシュの話が出たのは、我々が遠征に出る1週間前でした。まったくの偶然かもしれない。そうではないかもしれない。わからない。でも重要なのは、彼の発言が人々に勇気を与えたことです。」(ローブ教授)
回収した物質が未知のエイリアン合金だと判明したら、UFOの実在はより現実味を増す。またグルシュ氏の発言を補強することにもなり、米政府も沈黙し続けることは難しくなるだろう。1カ月以内に出るという分析結果次第だが、今後UFOに関する大きなニュースが世界を駆け巡ることもあるかもしれない。
(※1) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。
参考:「Daily Star」
文=S・マスカラス(TOCANA編集部)
提供元・TOCANA
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