■投稿主、完全にノリノリである

話題の写真撮影の経緯について、ポスト投稿主・鰐軍壮さんは「仲の良いオタク友達らと『年が明けたらディズニーシーに行くか』という話になりました」「元々メンバー全員がレトロファッションが好きで普段から写真のような格好で遊んでいるのですが、いざディズニーシーに着いてみたら思った以上に風景にマッチしており、面白いなと思ったのがきっかけでした」と振り返る。

ディズニーシーの「アメリカンウォーターフロントエリア」は20世紀初頭のアメリカをイメージしたエリアのため、服装との親和性が抜群。そこで友人らと写真を撮り合って楽しんでいたところ、地面を見たら廃線跡を発見し、即座に「リットン調査団」を連想したという。

ちなみに、件の「リットン調査団再現」は鰐軍壮さんらのオリジナルではなく、手頃な線路に遭遇したネットユーザーらがポーズを模して写真を撮る…という、一種のネットミームとして認知されている。

しかし今回投稿された写真は明らかにクオリティが高く、そのため大きな話題となったのだろう。鰐軍壮さんは特に「趣味の合う友人達でこういう写真を撮るの、楽しそう!」「立ち位置の再現度が高い!」といった意見の多かったことが嬉しかったそう。

ディズニーファンの間では、エリアの時代設定に合わせたコーディネートを楽しむ「時代イン」が流行しており、鰐軍壮さんは「我々の愛好するレトロファッションという服飾ジャンル、そしてレトロファッションでディズニーを訪れる『時代イン』という文化が。より広まってくれたら嬉しいなと思います」と、笑顔で語っていた。

なお1点注意しておきたいのが、こうした集合写真を撮影する際は「周囲の迷惑にならないよう」というのが絶対のルール。

今回の撮影時の様子について、鰐軍壮さんは「人通りが少ないタイミングに、道路の端の方で、かつ万が一にも通行の邪魔にならないよう短時間で済ませたためか、周囲からの反応は特にありませんでした」と振り返っている。ポスト投稿でもしっかり周囲の人々にボカしを入れており、細部への配慮が感じられる点も含め、素晴らしい1枚ではないだろうか。

リットン調査団を設立する際は、マナーを守って写真撮影を楽しもう。